被害の後遺症とトラウマ

何らかの被害にあわれた場合、ご自身でなくても身近な人が被害にあった場合、心にも大きなダメージをおいます。

・被害そのものの大変さ、つらさ

・身体の治療

・仕事や学校を休む必要、行けない日がある

・安心して日常生活をおくれない

・初めて経験する警察とのやりとり、裁判

など、さまざまなことが一度にふりかかってきます。

戸惑い、怒り、不安、悲しさ、みじめさ、不信感…

様々な気持ちが出てきて、混乱します。

時には何も感じず、それまでと同じ生活、振る舞いをしているけれど、ただ何かボーっとした感じに見えることもあります。

時間がゆっくり進むように感じられたり、逆に早く感じられることもあります。

痛みを感じにくくなる、休むよう言われても眠れないなどもあるかもしれません。

これらの症状は、突然の、想像を絶する出来事に遭遇した後には「正常な」ものといえます。

場合によっては時間がかかりますが、少しずつ自分なりに被害をとらえることができるようになり、生活が落ち着いていくことが多いでしょう。

一方で、気持ちの落ち込みがひどく、生活に支障がでてきたり、過度に自分を責めてしまったり、お酒の量が増えすぎたり、消えてしまいたくなる、といったことがでてきたら、病院へ行くことやトラウマケアを検討しても良いかもしれません。

カウンセリングルームASCaでは、病院へ行く必要があるかどうかというご相談、どのようなケアがあり、自分が必要かどうかということから、ご相談いただけます。ご家族や、ご本人と親しい方が代わりに相談したいというご希望にも応じております。まずはお問い合わせください。