トラウマへの早期介入

この度の熊本地震、および大雨の被害にあわれた地域のみなさまに、心よりお見舞い申し上げます。
被災された地域の一日も早い復旧と、みなさまの安全、そして平穏な日常が早く戻りますことをお祈り申し上げます。
先日、トラウマへの早期介入と、それをグループで行うための研修をうけました。
くしくも熊本県の仁木先生が主催の研修でした。
外傷的な出来事にあうと、様々な症状が一時的にでてくることがありますが、それ自体は身体の自然な反応といえます。
それらの症状があっても、家族や地域の人と生活を再建し、日々の暮らしを取り戻していく間に、落ち着いてくることも多くあります。トラウマケアが必要になるのは、穏やかな生活を取り戻して、数か月経過しても日常生活に支障をきたすような症状がでている場合となります。
とはいえ、直後の様々な症状に対しての介入が必要で、効果的な場合があります。特に、何らかの介入によってトラウマ化することを予防できるのであれば、大きな意義があると思います。
今回の研修では、トラウマへの早期介入と、それをグループで行う方法、またオンラインで行う場合の工夫について学びました。
地域全体が災害にみまわれた時、まず必要なのは支援者の支援となります。警察や消防、市役所や病院など、支援を提供するみなさまも被災しています。被災しながらも支援を続けるために、ご自身の苦しさを後回しにされてしまい、結果的に途中で支援が困難な状態になることもあります。支援する人も支援を受けることが必要です。災害そのものだけではなく、その後の出来事も外傷的な体験となりやすい支援者を対象に、数時間後、あるいは数日の間に予防的な取り組みをすることは、とても大切だと感じます。
1人でできることは限られていますが、災害はいつどこで生じてもおかしくはありません。まずは身近な臨床心理士・公認心理師とともに協力体制を築き、発災前からの準備を少しずつ始めたいと思います。

