トラウマケアのタイミング

トラウマとは、心に傷を残すような体験をし、心が本来の役割を果たせなくなっている状態です。

突発的な出来事によるトラウマの場合、安全な環境を確保すること、安心できる人と一緒に過ごすことが大切だということは比較的イメージしやすいかもしれません。

長期にわたる虐待被害、DV被害などでは、被害をうけている最中にご自身の心の変化に気づくことがあります。

トラウマケアを開始し、効果的に進めていくために、まずは安全な生活環境が必要です。特に加害をした人との接触の可能性を限りなく低くしておくことはとても大事なことです。

心が本来の役割を果たせなくなり、身体にも症状がでている時には難しいことが多いかもしれませんが、十分な睡眠をとること、栄養のある食事をとること、歯磨きなど身体をきれいにすること、などを意識することも大切なことです。

カウンセリングルームASCaでは、すぐにトラウマケアに入るのではなく、相談者様の生活状況に合わせて、進め方を相談しております。

まだ生活状況が整わない、という場合でも、ご相談いただくことができます。生活上の工夫について相談する中で、どのようにすすめていくか一緒に考えていきましょう。